梁貴子(ヤン・グイジャ)
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だから私は、彼を監禁する――
『82年生まれ キム・ジオン』にさきがけた痛々しくて挑戦的な
韓国女性文学の名作。
現在も版を重ね、韓国で150万部を記録
いまも読まれつづけている。
女声のための電話相談所で、相談員を務める
大学院生カン・ミンジュ。
彼女は毎日かかって来るDVや性暴力などの
被害者の声に耳を傾ける。
女声の不幸を採集するためだった。
そんな彼女には大きな計画があった。
男に対する幻想を抱かせる男に復讐すること――
人気俳優ペク・スンハを拉致し、監禁する。
それは男たちが女たちにやって来たことであり
知性に秀でる自分が挑むに足る完全犯罪だから。
・・・・・本書そでの内容紹介より・・・・・
1992年の作品。
サスペンスフルなんだけど、犯罪小説でもミステリでもなくて
登場する4人の物語での役回りや結末も
すべて想像した通りに進んで終わるんだけど
一人称で語られる主人公の思考や感情が硬質で緊迫感を生んでる。
「強者に踏みにじられる弱者が
ひたすら望むものはただひとつである。
力。いつかは力で
今度はお前を押さえつけてやる。
自分に力があったなら、必ずやいまされていることを
そっくりそのままお前に返してやる。
支配することしか知らない男たちに
支配される屈辱と諦念の安楽も教えてやらなければならない」
想いの強さに圧倒される。
たぶん奥歯ぼろぼろになる。
韓国語の作品は、女性作家、フェミニズムの括りになってしまう感じで
あまり期待しないで読んだんだけど面白かった。
韓国語の語り、小説作法?のようなもの?は
私の好みに合うのだなと思うので
女性作家、フェミニズム以外も読んでみたい。
自分の日記の中でも“女性作家”と括っていて
それはもう端からバイアスかけてるよなぁとは思うんだけど
韓国文学の新刊を知るのがSNSなので
結局アルゴリズムの中にとどまってる。
図書館行って、韓国語の棚を眺めて選ぼうか。
と言いつつ、つぎに読むのも(予約が回ってきた)
韓国フェミニズムど真ん中っぽいんだけど。
この一連の作品群、男の人は手に取るかなぁ。
検索すればどっかに感想上がってるかもしれないけど。

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