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2025年9月25日木曜日

夏に属する秋/フクロミモクゲンジ





東京都心でも30度をわずかに下回り
湿度も低めだったので
今日はまさに“夏に属する秋”だった。



小石川植物園のHPを見たら
フクロミモクゲンジが開花情報に上がっていて
今日は午後から風もでるようだったし
もしかしたら絶好の金色雨日和なのでは?と。

花はまた来年も咲くけど
そしていまや一年なんてあっというまに経つんだけど
花降る時は短いから今年は見逃したくなくて。

午後二時に着いて園内を見ると
正門のすぐ近くの坂道が黄色く染まっていた。


花を踏みながら見上げるとGolden Rain。




桜吹雪とは違う、こちらは大粒の夏の雨。

植物園奥の、雑木林の端にあるモクゲンジに向かう。


こちらはまだ散り始め。
見上げる樹冠が満開。
秋のうろこ雲に届きそうな高木。


初めて見たときも
こちらが散り盛りのタイミングで
門脇の個体はすでに袋実をつけていて。
おなじようなタイムラグが面白い。

植わっている場所の違いなのかな?
どちらも高木なので陽当たりとかに差はなさそうだけど。
でも、ソメイヨシノみたいにクローンではないから
個体差があるんだろうな。
三鷹にみつけたフクロミモクゲンジは
まだまったく開花してなかったし。

この週末も夏に属する秋が続きそうだから
金色の雨が降るだろう。

花が散るって、寂しいイメージだから
散る花にわくわくできるって、稀有な花木ね。





2023年11月23日木曜日

シダーローズができるまで





シダーローズ。

ヒマラヤスギのマツボックリが
種を飛ばした後に残す花。




11月の雑木林の足もとでよく見つける。

今年は
枝ごと落ちていた青い球果を見つけて
拾って帰ったのが、10月23日。




これは借り物の写真。
球果の写真撮っておくの忘れた。

まだ固く閉じて松脂も滲んでいた。
青々としたシダーウッドの香りがした。
大好きな匂い。







10月29日
乾燥して球果の付け根から開き始める。




11月6日
すべて開いている。
イメージ通りのマツボックリ。





11月18日
そして崩壊。
サクサクのパイ生地を何層にも重ねた
ミルフィーユのよう。
香ばしい色味。






崩壊して種を飛ばし根元に花を落とす。

種には薄い羽がついていて
くるくる回りながら落下する。
樹高50メートルにもなるヒマラヤスギの梢から
降ってくるのを見てみたい。




 

そのうち
どこか高いところから
そっと飛ばしてみるつもり。


1枚目の写真の奥にあるのは
球果の芯で、種を飛ばした後
樹上に残るので
若い球果を手に入れてなければ
見られなかったね。



2023年10月6日金曜日

秋のベンチ




10月3日



夏が終わらないので
なかなか散歩に行けなかった。
行こうかなと思うと雨だったり
膝を痛めてしまったり。

膝、軽い捻挫かな?
足首くらいだったらテーピングして
なんとかなるんだけど
膝は拗らせるとやっかいなので
整骨院へ通った。

階段降りるのが怖かったり
庇って歩くと全身に軋みが出たりしたので
隠居を良いコトに安静にしていたら
すっかり足弱になってしまった。
傷めたところはケアしつつ
他の筋肉はちゃんと使って過ごさないとアカンわね。
でも家の近所とか歩いても楽しくなくてね。
というわけで久しぶりのお気に入りのベンチ。



秋だな。
サンドイッチ作って本持って
JBLスピーカーで音楽流しながらぼんやり。
(散歩ちゃうやんか?)







大きな大きな榎の樹の下にあるベンチ。

4脚のベンチがすっぽり木陰に入る堂々たる大樹。
移ろう木漏れ日に触れて
鳥の声を追って
寄ってくる蟻を追い払って
風を聴いて
匂いに揺蕩えば
いちにち過ごせる。
過ごしたい。


先週にはエアコン入れる日も
あったような気がするのに
今日は空も風も秋の真ん中のようで。

秋は短い。
なんだか焦る。




2022年9月12日月曜日

袋実木欒子の花は咲いたかな。

 




そわそわ。

小石川へ行きたい。









昨年は九月の下旬、まだ彼岸花も咲いていたころ。
今年はどうだろう。
小石川の彼岸花は開花したらしい。

金色の雨の降るのを見られるだろうか。

花はタイミングが難しい。
タイワンニンジンボクの花も見られなかったし。






フクロミモクゲンジの実生。







ハキリバチに葉を切り抜かれてる。。






2022年9月5日月曜日

白山のイチジク、小石川の坂。





 

 秋だよ、秋。

見よ、このイチジクに詰まった秋を。






8月の終わり、ひさしぶりに小石川へ。

お天気が微妙だったけれど、曇って気温が30度切ってて。まだ晴天の日はさすがに雑木林でも暑くて辛いだろうし、この日を逃すとお彼岸過ぎまで行ける日が見つけられないかもと思い、アメダスで雨雲の動き見ながらでかけた。
雑木林に入ってひと息ついて汗が引いてしまうと、のんびり過ごすのにちょうどよい気温湿度で。ときどき薄い雲がミストをひと吹きしてゆくのが気持ちよかった。よくモールで見かけるドライミストの天然Version。


 *


最近は白山駅を使っているのだけれど、途中に美味しいパン屋があって、そこでランチを買ってゆくのが楽しみで。
ショーケースの中で輝いていたイチジクのデニッシュ。デニッシュ生地に詰まったカスタードクリームも良い味。


 *


白山側から植物園に向かうと、蓮華寺坂という坂を登るのだけどこれがけっこうな勾配で。
登り切ったところに植物園の裏門があって、ここで「開門ー!」と呼ばわりたくなる。
だってさ、ここから正門までだらだら坂下って、入園してから雑木林へ行くのにまた同じだけ坂上がるんだもん。

文京区のこの辺りは実はとてもアップダウンのある地形なんだね。
「坂」とつく名前の道、多い。そしてほんとに坂だ。
千駄木から小石川、白山、茗荷谷、音羽。東西移動するのに地味に登ったり下ったり。
それと幹線道路はずれると丁字路や袋小路、コの字の路地なんかが多くて迷路のよう。


豊洲行く前に小石川に寄った7月。
豊洲へのアクセスが良い有楽町線に乗ろうと植物園出たところでタクシー拾った。
直線距離で2キロもないし、都内はタクシー安いからと思ったのが大間違いだった。
7、800円で済むでしょうなんて考えてたら2千円近くかかってしまった。
春日通りから音羽通りへはしゅっと抜ける道がなくて、ぐるぐる迂回する感じでとても遠回りだった。ぼったくられたかと不安になったけど、あとで地図みたらぜんぜん西へ突っ切る道がなかった。目の前に来たタクシー止めてしまったので方向が悪かったのもあったんだけど。

この道の感じ、世田谷界隈と似てるなぁと思ったら、千石、白山、目白台、本駒込、千駄木あたりは震災も戦災も逃れてたらしい。高級マンションや立派な邸宅も多いけど、昭和なモルタル住宅や看板建築なんかもけっこうみかけるのは、だからなのね。

文京区界隈はのんびり徒歩でゆくのがよろしいようです。
もうすこし秋が深まったら迷い込んで歩くのも良いかなぁ。


 *

また白山の山越えをしての帰り道。
白山駅の近くの八百屋でキレイに色づいた和歌山産のイチジクが398円ででていたので、ふたパック買う。この値段で並ぶようになるとイチジクの秋が本番。
スイカが青森にたどり着いて甘みも薄くなってきてそろそろ終わり。

季節がゆっくり移っている。




2022年7月24日日曜日

プラタナスとニンジンボク





プラタナスの脱皮。

こんなにパコンと剥がれるんだ!

夏は樹も成長する。





庭のセイヨウニンジンボクがどんどん開花してきて。

小石川のはどんなだろう?とそわそわ。

休日に行こうと思うと大雨だったり炎天だったり。

10日。ほどよい薄曇りでこの日を逃すといついけるか。

チバのライヴの前に寄ってみる。




ぜんぜん咲いていない。

穂先にツボミはたくさんついているけれど

まだまだ固い。

とは言っても、咲きだすとあっという間なんだよなぁ。


この横に枝の張り出した樹形、大好き。

円蓋形というらしい。


これに紫の花がたくさんついてる姿を想像する。

見たい、見たい、見たい。

まだ間に合うかな。




薄曇りとはいっても陽射しはなかなかで

駅から小石川までの10分は日傘に隠れるように歩いたけど

植物園の坂を上がって雑木林に入ってしまえば

緑の風が天国。






この雑木林で暮らしたい。





プラタナス

葉の形も良い。実も面白い造形。

樹皮の模様は、最初の迷彩デザインのアイデアとなったらしい。


セイヨウニンジンボク

小石川の写真の樹はタイワンニンジンボク。

花穂がうちのに比べて小ぶりだったけど

種類がちがうから?

まだ充実してないだけ?

樹齢が違うから?






2022年6月16日木曜日

雨の日の植物園

 



ゴム長を買った。レインブーツとかコジャレたんじゃなくて、農作業用ゴム長靴。北海道民御用達のミツウマ。がしがし歩ける。



雨の日に雑木林を歩きたかった。

初夏の雑木林は虫が生まれる時期で、ちいさな毛虫がブナの木からぷらーんとぶらさがって降りてきてたりするので油断できないのだけれど、レインジャケットにゴム長、傘の雨装備だと安心して歩ける。傘は透明ビニール傘。頭上のカエデやサルスベリの雨に濡れた葉を眺められるし、ニシキギやエゴノキの枝を傘でかき分けて歩ける。



自生種ムラサキシキブ
樹高3mくらい。とても良い匂いがしていた。
秋に紫の実を鑑賞するのは園芸種のコムラサキ。


いかにも雑草であるといわんばかりの悪茄子。
別名「ソドムのリンゴ」「悪魔のトマト」ってさんざんな。
雨に濡れて透明感のある白がキレイだった。



なんとなく漢字で書きたい。







花の中心から光。
これも漢字の花。



蜂巣に雨。



大きなバラ園が有名な植物園なんだけれど、いつも、ああ、咲いてるなぁと横眼で見ながら雑木林に入ってしまう。この日は誰もいなかったのでぐるっと周ってみたのだけど、整然と並んだ苗木は“展示品”という感じで、ぜんぜん心が動かない。花は綺麗なんだけどね。

フランス式庭園ってどこが面白いんだろう?幾何学的に管理されているところ?

直線的に刈り込まれた柘植やイチイの枝の隙間から、手懐けられない蔓性の植物が這い出してきていた。日本の植物は生命力強くて植相も濃いからフランス式の管理は無理かもね。浸食されて廃墟感、敗北感が漂ってた。






蜘蛛の巣に雨。




降ったりやんだりの火曜日は雑木林を歩くのにちょうどよい雨だった。

とにかくいろんな花の匂い、葉や樹皮の匂いが雨の匂いと混じって満ち満ちていた。呼吸することが快感。






2022年5月6日金曜日

ムラサキツメクサ

     
   



ひとは行くところがないと

花のそばにやってくる

花は 咲いているだけなのに

水は ひかっているだけなのに

花のかずを かぞえるのは

時をはかる方法

ながれる時の長さを

「花のかず」岸田衿子
 
     



行くところがない、とはなにがないってことなんだろう。

行けるところがない、行くべきところがない、行きたいところがない、それとも行きたいところへ行けない?

そのどれか?どれでもない?


行くところがない。行くところがない。行くところが…

詩人の言葉を弄びながら、これは哀しんでもいいのかな、でもなんだかイヤだなとか考えながら、野原に座ってアカツメクサを数えた。



アカツメクサ:マメ科シャジクソウ属




2022年4月27日水曜日

「ナイル川を下ってみないか」






「ナイル川を下ってみないか」 野田知佑


野田知佑の追悼のような読書。ここ何年も消息を聞かなかったなぁと思いながら。

2016年のこの本が、最新刊になるのかな。1996年からの20年間に雑誌に連載されたエッセイをまとめたもの。するするすると読めて、読書停滞中だった私のリハビリにちょうどよかった。



誰かナイル川をくだってみないか。 

多分、君は死ぬだろうが それは青年にとって悪い死に方ではない、とぼくは考える。

ぼくやモンベルができるだけの応援はするよ。 

 




 今年の四月は雨が多い。

ソメイヨシノが終わってGWが始まる前までの3週間ぐらいがひとがいなくて萌えだす緑は美しくて、植物園や雑木林へ行くには最高なんだけどお天気とタイミングが合わなくて。夜に大雨が降って、明けた22日は素晴らしいお天気で空気も清浄で、今日行かなくてどうすると小石川植物園へ。






楽園感に満ち満ちていた。





一面のオオアマナ





出がけに、読み始めていた「搾取都市、ソウル」という本をバッグに入れようとして、いや、これじゃないよねと野田知佑と入れ替える。雨と土と花と、樹木の匂いに深く息を吸いながら読む。酸素と一緒に言葉が脳に流れ込んでゆく感覚がする。ユーコン川をカヌーで流れながら本を読むというのしてみたかったなぁ。

……してみたかった、、過去完結で書いてしまう残念さよ。




花風 深呼吸 




2022年4月20日水曜日

シダ

 





シダ類は好きだ。

でも葉裏にできる胞子がコワイ(笑)


大昔に、おしゃれインテリアとして買ってきたアジアンタムの葉を何の気なしにめくって、びっしりと並んだ茶色のつぶつぶを見た時は悲鳴あげたもんなぁ。虫だと思って。

いまは胞子だと知っているから騒ぎはしないけれど、わかっててもあの存在はちょっとゾゾっとする。なのに、葉をめくって胞子がついてるかどうか確かめたくなる心理ってなに?


つぶつぶコワイがトライポフォビアというんだって知ったのは最近だけど。集合体恐怖症、なんかおどろおどろしいね。私のはモノによっては首筋ゾゾっとする程度で恐怖症というほど大袈裟なものではないけど。怖いもの見たさの好奇心と背中合わせな感じのする、奇妙な感覚。



シダ類は葉の規則的な並びと水との親和性のある緑色が美しい。


シダ類:羊歯

Wiki、並んでる単語がいちいちよくわからない(笑)なんか難しい植物なの?シダって?






2022年4月13日水曜日

秘密の裏庭とPCR検査







気温26℃、湿度60%、南の風。

久しぶりに秘密の裏庭へ。草地を渡る風がとても気持の良い午後。





ずっと練習してたウグイスが上手に歌えてた。 



 *

気温が上がって寝苦しかったせいか、寝違えてしまいここ3日ばかり家でぐだぐだしていたら、身体がギクシャクしてきてリハビリに。柔らかい草地を、そよ風に吹かれながら歩き回ったら身体がほぐれてきた。



PCR検査をしてみた。

1月に購入した木下のキットが使用期限切れになりそうだったので。

花風 PCR検査キット

「桜が咲く頃に思い出して、あ、ゴールデンウイークまでに使わなくてはって思え」て良かった。裏庭を歩いている時にメールで検査結果が届いた。


「陰性」良かった。


メール開く時、ちょっとドキドキした。 ま、さ、か、の無症状陽性でしたー!とかあったら嫌だな、と(笑)


11日に送って、翌々日に結果通知。期限切れるから使おうとか、旅行前に調べとこう、とかなら良いかもしれないけど、体調に不安感じてからだったら二日は時間かかりすぎだよね。なんか喉痛いなぁ程度で近所のクリニック行ってすぐ検査できるようになって欲しいな。インフル並みの検査治療体制、早く整って欲しい。




 *

ハルジオンが晴ればれと咲いていた。




人間界はあいかわらずパンデミックで右往左往してるけど、植物界はどこまでも平和で清明ですね。


ハルジオンとヒメジョオン 見分け方

どっちかなーといつも迷う、というかほぼほぼわかってなかったのだけど。今度見かけたら確かめてみよう。