2026年9月4日金曜日

ピンポーン♪





いまアポなしでいきなりピンポン♪が鳴るって、まずない。
ないから、たま~に鳴るとロクなもんじゃなくて
すっごく不機嫌になる。

電話もチャイムもほんとに嫌いでね。
携帯はもう音もバイブも消してあるので良いんだけど
チャイムがねぇ。

何しろ古い家なのでチャイムだけなのよ。
インターホンじゃなくて、ピンポンだけなの。
だから鳴ると玄関出なきゃいけなくて
営業か宗教か半グレの物色か
ほんとロクでもないのと対面になるのが嫌過ぎて。

門に施錠してたりするんだけど、チャイムは玄関脇にあるので
届くのを知らない簡易書留とかで
郵便局員さんに再配達の手間かけちゃったりするのが申し訳ないし。

宅配は置き配にしてるので予定ある時は門開錠してて
で、そういうときに限って変なの来るし。
門とポストに
営業・勧誘一切お断りのシール貼ってるんだけど
それで引き下がるような方々ではないしね。


で、インターホンを物色中。
探すと良いのあるのね。


テレビインターホン カメラ付き WiFi不要 ワイヤレス 工事不要 配線不要  
双方向通話 防水 無線 自動録画 LEDライト付き USB充電

親機子機は同期済みなので
買ってきて玄関わきの柱にネジ止めするだけ。

WiFi不要なのもよい。
携帯にまで届いて欲しくないし
WiFi必須だと中継器必要かもしれないし
その設定すんのもメンドクサイし。

3,000円くらいからあって
ぽつぽつカートに放り込んでレヴューを読んだりしている。




これが良いかなぁと思ってるんだけど。
8,000円くらい。

親機側は常にUSB電源に繋いでないといけないというのが
ちょっとネックで。

なにしろ古い家なので、家屋内にコンセントが少ない。
六畳間に一か所しかないって、最近の家ではありえないでしょ?
エアコン付けたときは電源の増設工事もしないといけなかった。

いまやテレビもパソコンも、その機器そのもののほかに
間に挟むルーターだのなんだのにいちいち電源が必要で
すくないコンセントから延長ケーブルでやっと電気とっている。

WiFiの中継器も、あっても良いんだけど
一階のどこで電源取ろうかなぁで迷い
WiFi不要ならそのほうがより簡単と思い。

このインターホンも親機電池式なら文句ないんだけどなぁ、と。
外に取りつける子機も充電必要だしね。
150日持つから良いほうなんだけど。

まあね、インターホンなんて工事必須かと思ってたので
随分お手軽になってはいるんだけどもね。

もちょっと探してみる。

飽きて先送りしてるうちに
新たなピンポンが鳴っちゃうかもしれないけどw


2026年9月2日水曜日

聞き起こし







岸政彦の20分休み #59 

投稿者:こたまま



共に昭和一桁生まれで今は亡き祖父母が新婚当初に建てて、その後20年ほど暮らしていた海沿いの小さな家がありました。

息子である父が成人する頃には、祖父母はもう少し広い土地に新しい家を建てて引っ越しをしたためこの50年ほどは近所のお婆さんに貸していたのですが、そのお婆さんも亡くなりいよいよ取り壊すことになりました。

最後に家の中を見ておこうと、母や弟たちと中に入った際、がらーんとしたその家の床の間の上のほうに、なにか小さなホコリのようなものが残っているのが気になりました。

よく見ると、それはとても小さな5センチほどのコウモリのミイラでした。

きっと掛け軸の裏でひっそりと亡くなり、風化して、繊細な細工のような骨だけの姿になったんだろうと思われました。

その後、家は取り壊されて既に更地になっているのですが、ときどきあの小さなコウモリを思い出し、そこで彼か彼女が過ごしたであろう静かな時間に思いを馳せています。



2026年9月1日火曜日

秋海棠の咲く頃




 
秋海棠の花。
私の庭の、秋の始まりの花。




9月になった。
というか、8月が終わった、が気分だな。

今年は酷暑な日はそう多くなかったとは思うのだけど
雨も多かったし
気温は低めでも湿度がそこそこある
みたいな日が多くて。
体感暑いのに身体冷えてる、とか
体感涼しいのに蒸してる、みたいな8月で疲れた。
その日替わり天気に、老体はもう適応できないのだよ。

水泳の、というかプールの気持よさを
知って過ごせたのが今夏の収穫。

と言いつつ、風邪をひいてプール行けずにいる。

いつもの喉の痛みから始まるやつで
すぐにかかりつけの耳鼻咽喉科へ行って
治療してもらったので喉の炎症はすぐに直って
悪くなることはなかったんだけど
なんか軽く鼻炎のようになって
クシャミが連発したり、鼻水出たり
鬱陶しく、そして少し怠い日々。

熱があるわけではないし、具合が悪いというほどではないけど
なんか怠いから、家から出ないで
安静~とか言って過ごしてもすっきり元気な感じにはならない。
で、久しぶりに外に出ると
図書館行ってカフェでお茶して買い物して帰るという
地元ひとめぐりなのにえらくエネルギー消耗してしまう。

ん~こうやって家から出ないでいるうちに
おばぁちゃんになっちゃうのかも、と少し焦る。

おばぁちゃんでいいから、プール再開したい。



いつもの耳鼻科で
念のためコロナの検査もしてもらったんだけど
それ言った途端に空気清浄機スイッチオンになって可笑しかった。
「身近でかかってる人いる?」って聞かれたし。
もうすっかり「コロナ後」になってる感じだけど。




ピークは過ぎているのかな。
それでもインフルよりも死亡者多いね。
そういえばインフルも流行りだしてるんだね。
8月なのにね。
冬の南半球で大流行してるらしいね。

あ、コロナは陰性でした。



2026年8月27日木曜日

蛇口ひねれば水が出る

 





真夜中に地震があったのは23日だったっけ。
そのせいかなぁ?

洗面所の給水管から漏水していた。

その前日だったか、洗面所で
シューという小さな音が聞こえた気がして
なんだろ?耳鳴り?とまず、自分の耳を疑う。
家人に聞いてもらってもなにも聞こえないというし
止水栓を閉めてみたり外壁の給水管があるとこを見たりしたんだけど
よくわからなくて。

で、地震のあった日、明るくなってから
シューの音量が上がってるのに気づき
んん?となってもう一度給水管を見に行くと
壁伝いに水が流れてて。

築70年の古家なのでね。
後期高齢者並みの老朽化に地震がたぶんトドメさしたんだね。
でもなぜこういうことが起こるのって日曜とかなの?

とりあえず元栓閉めて水道工事してくれる業者を探す。
当てはなかったのだけれど
隔月でポストに入ってる手作りの冊子が
地元のリフォーム屋さんだったなと思い出して
冊子探して見てみたら「水回りで困ったら」と書いてあって
はい、困ってます。

月曜の朝一で電話をしたら
現場からの帰りに寄ってくれることになって
午後3時には給水管を切ってキャップで栓して
漏水を止めてくれて助かった。

古い我が家の給水管は当然鉛管で
修理する時は取り替えないといけないとのことで
敷地内を掘るのでそちらの工事は後日。
それでも洗面所が使えないくらい不便のうちにも入らない。


日曜から月曜の午後まで
蛇口ひねっても水出ません、という状態だったので
熊本の地震や千葉の大雨で断水している方々は
ほんとうに辛いだろうなと想像した。
うちの場合は、元栓開ければ水は出るんだから。
いつ工事してもらえるかもわかってるんだから。
夜中のトイレを風呂の残り湯で流すとか
ちょっと面倒、と思うだけのことだから。

それでも
蛇口から綺麗な水がふんだんに流れてきて
存分に使えるということの価値はよくわかった。
バケツでトイレ流してみてどれだけ生活に水使ってるか実感した。
1回の水洗に最低5リットルくらい必要らしく
ペットボトル3本と思うとすごいよね。
いざというときのためになんて言って
ストックしてたって
いざ被災なんかしたら、あたりまえだけど
トイレにペットボトルの水を使うなんてありえないし。
飲料になる水質の水をトイレに流せる日常の贅沢さよ。




日曜日。
台所でウォーターバッグを使ってみた。

コックがついているので使いやすかった。
でも、持ち手もあったほうが良いな。
台所の水道から水入れて横に置くだけだったから問題なかったけど。
でもでも、給水所(どこ?)まで汲みに行くなら
背負えるタイプが有用?キャリーがあればいいか?
でもキャリーが使えるとは限らない?とか、とか。
なんか、なに?この、ちまちましたサバイバル思考?
災害大国なんだからいつ被災しても仕方ないけど
いざという時の食う・寝る・出すの最低限の安心くらい
保障される国であってほしいよなぁ。

被災する前提で、水を求めてさまよう想定して
ウォーターバッグの形状吟味してるって
なんかもう馬鹿みたい。

明日には修理されて元に戻るのわかってての
ままごと的シミュレーションだから
まあ、気楽なもんだけどさ。



洗面所の修理は水曜日に完了しました。

蛇口ひねれば水の出る日常、ありがたや。




2026年8月21日金曜日

「我らが少女 A」

 




高村薫を読んでいると
事件がミステリーなんじゃなくて
生きて蠢く人、ひとりひとりが
なんならこの世界そのものがミステリーなんだなと思える。


「我らが少女 A」は未解決のままだった12年前の事件に
新たな光が当たって再捜査される、という話なんだけど
再捜査されても冷え切った事件は溶けだしては来ない。

当時の捜査担当者、被害者の交友関係、遺族
事件の周辺にたまたま居合わせたひとたちの心にさざ波立てながら
その波はうねりにも怒涛にも育つことはない。
ただ、12年前の出来事を思い出すそれぞれの脳内のシナプスが反応して
浮かんでくる想念を読者は読むことになる。

事件を解決して大団円!というカタルシスはない。
手に汗握る展開を求めるミステリ読者は
イライラするだろうな。
それが高村薫なんだよねぇ。
私は好きだけど。
エンタメではなくて人間小説なんだよね。


少女Aの舞台は、おもいきり私の地元と言っていい場所で
武蔵野公園や野川、是政線沿線の風景、中央線沿線
事件のあった2005年、2017年、私はどこかで朱美や忍を見かけてたかも
とまで思えた。
描かれる風景が匂いまでも思い出せるようで
土地勘のアドバンテージはあったかな。


そしてそして、我らが合田雄一郎が
その風景の中を歩いているというのが嬉しい。
しかし、合田が57歳になっているとは!
いまや捜査官でもなく、警察大学校の教授だし。
加納さんは榊原病院に入院してるし。
「マークスの山」が1993年だから、そりゃそうか。

ラストで合田は本庁に呼び戻されることになってるし
もう一作くらい白いスニーカーで捜査に当たったりするかな。





2026年8月20日木曜日

「願うのは私に禁じられたこと」

 



梁貴子(ヤン・グイジャ)


・・・・・・・・・・

だから私は、彼を監禁する――
『82年生まれ キム・ジオン』にさきがけた痛々しくて挑戦的な
韓国女性文学の名作。
現在も版を重ね、韓国で150万部を記録
いまも読まれつづけている。

女声のための電話相談所で、相談員を務める
大学院生カン・ミンジュ。
彼女は毎日かかって来るDVや性暴力などの
被害者の声に耳を傾ける。
女声の不幸を採集するためだった。

そんな彼女には大きな計画があった。
男に対する幻想を抱かせる男に復讐すること――
人気俳優ペク・スンハを拉致し、監禁する。
それは男たちが女たちにやって来たことであり
知性に秀でる自分が挑むに足る完全犯罪だから。

・・・・・本書そでの内容紹介より・・・・・

1992年の作品。


サスペンスフルなんだけど、犯罪小説でもミステリでもなくて
登場する4人の物語での役回りや結末も
すべて想像した通りに進んで終わるんだけど
一人称で語られる主人公の思考や感情が硬質で緊迫感を生んでる。

「強者に踏みにじられる弱者が
ひたすら望むものはただひとつである。
力。いつかは力で
今度はお前を押さえつけてやる。
自分に力があったなら、必ずやいまされていることを
そっくりそのままお前に返してやる。
支配することしか知らない男たちに
支配される屈辱と諦念の安楽も教えてやらなければならない」


想いの強さに圧倒される。
たぶん奥歯ぼろぼろになる。



韓国語の作品は、女性作家、フェミニズムの括りになってしまう感じで
あまり期待しないで読んだんだけど面白かった。

韓国語の語り、小説作法?のようなもの?は
私の好みに合うのだなと思うので
女性作家、フェミニズム以外も読んでみたい。

自分の日記の中でも“女性作家”と括っていて
それはもう端からバイアスかけてるよなぁとは思うんだけど
韓国文学の新刊を知るのがSNSなので
結局アルゴリズムの中にとどまってる。
図書館行って、韓国語の棚を眺めて選ぼうか。

と言いつつ、つぎに読むのも(予約が回ってきた)
韓国フェミニズムど真ん中っぽいんだけど。

この一連の作品群、男の人は手に取るかなぁ。
検索すればどっかに感想上がってるかもしれないけど。




2026年8月13日木曜日

白檀という名の台風の日

 



雨の写真ってむずかしい。

庭が濡れている、という写真しか撮れない。


雨が続く。
台風15号は茨城に上陸して列島を西に進むとか
いままで見たことない動きをして
熱帯低気圧にパワーダウンしてもなかなか激しい雷雨が降ったり止んだり。
チャンホン、白檀という意味の名を持つ台風。

白檀の香りはしないけれども
庭に面した硝子戸をあけるとひんやりした空気が部屋に流れ込んできて
雨の匂いと、雨に叩かれて香り立つ樹々の葉の匂い。
花の匂いも混じっているかな。


つかの間、雨が上がったので
薬味にするのに庭に大葉を採りにでる。
紫陽花の脇にミョウガが頭を出してるのを見つけて
奥まっていたので右腕伸ばして
身体を支えるのに左でモミジの幹に手をついたら
モミジの葉に溜まった雨水を思い切り浴びてしまった。
髪もシャツもびしょ濡れ。

マンガかよ?


オカヒジキがひとパック60円という安さだったので買ったのだけど
オカヒジキって私の場合かみなり豆腐以外のレシピがなくて
今日もそれを作るので大葉を採りにでたわけで。

びしょ濡れになったので、シャツを着代えて
髪を拭いてモヤシのヒゲ取りの続きをやった。
モヤシのヒゲ取りなんて、時間と気持ちに余裕がないとやらないので
(あ、最近はヒゲ取り済のも売ってるか)
台所の椅子に腰かけてちまちまとヒゲ根をむしる。

この、かみなり豆腐って、誰のレシピだったっけ
女性作家のエッセイだったんだけど
誰だったかな、向田邦子かなぁ、と
台所で手と頭がちまちまする。
オカヒジキなんてそれまで知らなかったし
だから、かみなり豆腐しか知らない。

これを作って出した時
お父さんが美味しいと言ってたんだよな。
でも、胡麻が入れ歯に挟まるから抜いてくれって言ってたから
それを言う前振りの美味しいだったかも?
あ、でも作れば結構食べてくれたし
炒り豆腐のような料理は好きだったっけな。
そうだ、胡麻を摺り胡麻にしたんだったな。
あ、今日は摺り胡麻ないや。
(あったほうが香ばしくて美味しい)


あ、また土砂降り。
今日はプール行きたかったんだけどな。
(地味にプール通い続いてる)
明日もこんな天気?
室内プールなんだから行ってしまえば関係ないんだけど。

ここんとこ、なんか涼しくて過ごしやすいけれど
これで夏終わったわけじゃないよね。
お盆明けに、10年に一度の猛暑がくるとか見かけたような?

6月から4か月近く猛暑が続いた去年と同じ夏がくると
戦々恐々としてたから
今年はちょっと拍子抜けするほどなんだけど
どっちにしろ一年の三分の一は天気のことばかりを
命がけで考えて過ごすようなことになってしまったね。

それでも夏も折り返したかな。
庭に空蝉をたくさん見るようになるとそう思う。

今日は盆の入りだしね。