国立天文台のキャンパスに香るキンモクセイ。
屈折望遠鏡のドームの南側をぐるりと
半周分囲むように植えられたキンモクセイがあって
これが開花したら素敵だろうなぁと思ってた。
今年は良いタイミングで見に行けて
広いひろい芝地を満たすキンモクセイの香りを楽しんだ。
このこんもりとした緑がすべてキンモクセイ。
写真に収めようとすると距離があり過ぎて
花の気配が消えるね。
キンモクセイの上に見えてるのは
屈折望遠鏡のドーム。
ぐるりと歩いて動画に収めたら端から端まで1分40秒あった。
む~ん、言葉ではスケールが表現できないわ。
*
去年の10月は
首都圏あちこちでキンモクセイの香りをかいだ。
施設の見学で何度も遠出した。
気持的にはかなりなストレスもあったんだけど
この遠出は、嫌ではなかった。
観光地ではない、東京近郊の街。
こんな理由でもなければ、一生降りることのないだろう駅までの
片道2時間程度の旅。
行きたくて行くわけではなかったけれど
普段乗らないJR上野東京ラインとか湘南新宿ラインとか
つくばエクスプレスとか
近場の遠出をする電車に乗るのを楽しみにでかけた。
乗り継ぎダイヤを調べて
グリーン車に乗ったり、駅前を少し歩いてみたり。
関東ローカルの路線に乗るのは
プチ旅気分で面白かった。
JRと私鉄の乗り継ぎの空き時間に
なーんにもない駅のベンチで秩父の山並みを眺めて
帰宅する高校生たちの気怠い、でもなんだか眩しい制服姿を横目に
このあたりで生まれ育ってたらどんな青春してたかなぁ…
なんて思うともなしに想像して過ごすのいい時間だった。
傾いてきた陽射しの中でキンモクセイが香ってた。


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