2026年2月17日火曜日

「光と糸」

 




 愛ってどこにあるのかな?

 とくとく鳴ってる私の胸の中だよね。

 

 愛って何なのかな?

 私たちの胸と胸をつないでくれる金の糸だよね。









8歳のハン・ガンが書いた詩。

8歳の頃、「愛」という言葉を
私は知っていたかな?
愛ということを考えたことあっただろうか?






「光と糸」の表紙。

ハン・ガンが引っ越した一軒家には
一坪半ほどの中庭があって
そこは北向きで光がほとんど入らない。

その壁に囲われた庭にカエデとライラック
ホスタなどを植えて育てる。
複数の鏡を使って光を植物にあてながら。
15分おきに鏡の角度を変えて。
地球が自転するリズムを実感しながら。






何年か前のインタビューで。

攻撃、争奪、弱肉強食…それらはすべて動物に属している。
この動物的な世界で、植物になりたいと願った。

というようなことを語っていた。



ヒトが植物だったら。
地球の生態系はどんな進化を遂げていたんだろうね。
ちょっと見てみたいね。

文学を読むこと、書くことは
暴力の対極にある、とハン・ガンは言う。

そうだね。植物もまた、そうだね。
 











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