2023年4月9日日曜日

「ニコ・ピロスマニ」画集





「ニコ・ピロスマニ」画集
  217点の絵が収録されている。




なぜニコ・ピロスマニの映画など観たかというときっかけはイマイさんのインスタ。



イマイさんが抱えている本の表紙の絵がイマイさんが描く絵とテイストが似ているなぁと思い、誰の本?ニコ・ピロスマニ?誰?…で図書館で探す。画集と一緒にDVDもみつけて視聴、という次第。




 だれのもとで学んだというのでもない。ニコ・ピロスマニは骨の髄まで、自分ひとりを相手に、本能で学び取った人だった。絵の具入りのカバンをさげて通りを歩く。主に居酒屋を巡ってゆく。独特の堂々とした風貌から、ひとびとはからかい半分に「伯爵」と呼んだ。
 ドアを押して中に入ると「伯爵!」の声がかかる。するとニコはカバンを開けて絵の具をとりだす。彼はブリキやボール紙やリノリウムに描いた。戸口や壁にも描いた。やがて画布として防水つきの黒い布を工夫した。店の亭主差し入れの酒のコップをかたわらに入念に画布のしわを伸ばすと手製の画架に立てかける。あるいは壁に貼る。絵の具はコバルトやクローム、黄色、赤、白色顔料。たいていは2,3色で足りた。彼はスケッチをとったり、エスキースを用意したりしなかった。ひと思案したのち、一気に絵筆を走らせる。 
「居酒屋の“伯爵”」 池内紀



画集はね、さすがに217点一気に観ると飽きる、かな?
ペンキ絵とか看板絵に近い絵なのかもしれない。街や店の風景に溶け込んで馴染み深く眺めて良い絵なのかな。映画の中でシーンの奥に存在しているピロスマニの絵は良かった。



プリミティヴィズム(原始主義)とも称され、奇を衒うでもなく、アンチリアリズムを標榜しているでもなく、むしろピロスマニの暮らしたトビリシの町や森の生活や伝説を実に無邪気に描いているのだが、悪意というものや、生活感というようなものを、全く感じさせないその子供の心のような画風に多くの人は忘れていたものを再発見したような思いだったろう。 
「20世紀に生きたピロスマニ」あがた森魚 

 

1980年代の中ごろに、池袋の西武美術館でピロスマニの展覧会があって、そこで出会ったというあがた森魚。
80年代中ごろ、西武美術館。どういう時代だったか判るよねぇ。広告の時代ど真ん中で、コマーシャリズムとは全く無縁な素朴なピロスマニの絵にみんななにかを“再発見“したんだろう。



この本には池内紀、あがた森魚の他にも山口昌夫、小栗康平、四方田犬彦の解説・エッセイが収められていて面白かった。
そのなかに堀内誠一がan,anに載せていた旅のエッセイが転載されていて、読めて良かった。



そして書籍化された「堀内誠一の空とぶ絨毯」購入♪









ニコ・ピロスマニの画集と
DVDの下に敷いてるのはイマイさんのイラストのバンダナ。
なんだろ、なんかいろいろとイマイさんが好き。






 

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