公開:2007 年 時間:137分
製作国:ドイツ
この言葉が映画の底流にある。
タイトルになってる「善き人のためのソナタ」は、作中で一度だけピアノで演奏される曲で、作曲はカブリエル・ヤレド。あ、ベティ・ブルーの作曲者だ。
秘密警察シュタージによる反体制派への監視が行われていた冷戦時代の旧・東ドイツ。秘密警察局員のヴィースラー大尉は、1984年のある日<反体制派>と目される劇作家ドライマンを監視することになる。
映画の冒頭、当時の監視社会の状況と、冷徹で有能な尋問者としてのヴィースラーの姿が描かれる。ドライマンの部屋の盗聴を始めるまでの流れも無駄がない。
東ドイツで7年芸術活動を禁止されてきた友人が自殺し、それを知ったドライマンが友人から贈られた楽譜「善き人のためのソナタ」を演奏する。それを聴くヴィースラー。
権力者と監視下で暮らす市民。盗聴する者と盗聴される者たち。監視され、拘束され、尋問される者。決して暴力的な映像ではないし、むしろ緩やかな空気感さえあるのだけれど、それでも追いつめられてゆく者はいて、シュタージから逃れることはできない。そして、代償も描かれている。そこで終わっても不思議ではない映画なのだけど。その後がとても良かった。
1984年のこの出来事から、5年後。ベルリンの壁は崩壊する。
シュタージ博物館。
さらに2年後。二人の男が交差する。
ラストのセリフの素晴らしさ。
面白かった。
AmazonPrime
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ガっちゃんのレコメンドは良いなぁ。
この映画もとても良かった。
ガっちゃん。「クーリンチェ少年殺人事件」のDVDを貸してくれた元同僚。
彼女がくれた手書きのお気に入りリストにあった作品。
彼女が退職して3年か。早いなぁ。
リストにあるほかの作品も観てみよう。きっとはずれない。
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