買い物をして住宅街を歩いていたら、路地の奥に素敵な庭をみつけた。
梅の木と、右はホオノキかな?その下に青いアジサイ。奥には柘榴がたくさん花をつけていた。そしていちめんのヒメジョオン。
ここを素敵な庭と思うのは私が通りすがりだからで、隣家のひとが見たら放棄されて荒れた庭ということなんだろうけど。
この“庭”の敷地内に建っているお家は空き家になっているようだった。駅から数分のところでけっこうな広さがあるからすぐにこの庭も消し去られてしまいそうだけど、旗竿地なので住人が去った後しばし生き延びているのかもしれない。
初夏で植物の生命力がもっとも旺盛な時期というのもあるけれど、人の手を離れた植物というのは凶暴なほど荒々しい。ちょっと圧倒される。庭を庭として、植物が野生を目覚めさせる手前で手懐けるって大変なんだなぁと思う。
ここ、いつまであるだろう。また覗きに行きたいけど、ちょっとどきどきする。20年後の私の庭の運命を見るようで。
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