わさわさ伸びて鬱陶しいし、なんだか枝毛もできてるし、切っちゃおうかなぁ。夏だし、短く。よし!と思い定めて美容院へ行き、家へ帰る道すがら、あぁ切らなきゃよかったかなぁ、切りすぎたよなぁ、早く伸びないかなぁ、、、とすこしばかり哀しい気持ちになってる、、、という。庭のモミジの話ね。
剪定から4日経って、ようやく見慣れてきて、うん、まあいいか、カッコいいじゃないとなってきた。それが今。
玄関の前がめっちゃ明るい。
これから夏に向かうしもうすこし木陰があっても良かったなぁとも思うけれど、頭頂部の瘤を伐って枝を抜いて、それにバランス合わせたのでまあ仕方ない。
ああ、スカスカになっちゃったなぁというのを「すっきりしましたねぇ」と言ったんだけど、「秋までに伸びてくるからね」と親方に慰められた? ははは、バレてる(笑)
*
庭師さん、木登り上手い。
三本立ちのモミジの、左右2本の幹に両足をかけてすすすっと登っていった。
ずっと見ていたかったけど、樹上の作業の気を散らしてはいけないと部屋に戻る。ときどきベランダの鉢植えをいじるふりして覗くと、樹冠の真ん中に頭を出してチョキチョキ。ああ、そうそう、その場所からの眺めが見たいんだぁ。いいなぁ。
この日はずうっと鋼の剪定鋏の音が鳴っていた。小気味いい粋な音。大好きな音。
0 件のコメント:
コメントを投稿