2021年製作/作品時間45分
演出:湊 寛
編集・取材:堀 威
プロデューサー:吉岡史幸
制作著作:北海道文化放送
北海道根室市のアマチュアプロレス団体「新根室プロレス」を率いたサムソン宮本の足跡をたどる。古びた玩具店を営むサムソンは、少年時代からの夢がプロレスラー。地元の会社員や酪農家たちに声を掛け、2006年に新根室プロレスを旗揚げした。娯楽性の高い試合と個性的なキャラクターのレスラーたちが注目され、さらに身長3メートルのアンドレザ・ジャイアントパンダが登場したことで、彼らの人気は一躍全国となった。そんな時、サムソンの体が病魔に侵されていることが発覚。残された時間をどう生き切るか。仲間たちはどう受け止めたのか。プロレスラーとして、父親として、男としての覚悟とけじめをカメラが追った。
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無理しな~い ケガしな~い 明日も仕事~♪
このコール、良いね。
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キンカンの実に切り込み入れながら何か観られるものないかなぁ~と、日本語のこのドキュメントを再生する。字幕読まなくて良いので。
地方のアマチュアプロレス団体の悲喜こもごもなのかなぁと思いながら、紹介文も読まず横目で観はじめる。実際、悲喜こもごもなんだけど。。
前に観たミッキー・ローク主演の映画「レスラー」を思い出す。
花風に「深夜ドキュメント 55歳それでもリングで跳ぶしかない」的なのやめて~と書いたんだけど、リアルにロープから跳ぶサムソン55歳……💦 癌が全身に転移、半年前には肺の切除手術、それでもリングにあがる。
プロレスって何だろうか、不思議な、スポーツ? パフォーマンス? 興行?
プロレスファンってほんとにプロレス好きなんだねぇ(…うまく言えない💦
新根室プロレスには格闘技の猛々しさはまったくなくて。筋肉もりもりとはいかないアマチュアだからでもあるんだけど、無理しないよぉ怪我しないよぉ明日も仕事だっしょ、、という北海道のひとの“あずましい”気質なのかな。リングに上がるひとたちも、リングサイドで声援おくるひとたちも、みんな優しい。熱狂とかではなくて、みんなを幸せにしてる感じ。
フィクションの「レスラー」に感じたいたたまれなさは、ここでは根室の人たちの微笑みながら滲む涙に吸収されてしまったみたい。
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