隣の部屋のふたりに呼ばれていく。
……隣の部屋?どこ?
まあ、これ見てよ。あんたは見ててくれるだけでいい。と、男。
……誰?
コンクリ打ちっぱなしの部屋の床に絵本がひらいておいてある。
ブランケット版の新聞見開きほどの大きさ。
ポップアップ絵本?
ページを繰るごとに、リアルな料理や海や街がじわりじわりとふくらんで変化してゆく。
見ててもらうことが大事なの。と、女。
……誰?
……本の表紙を見たい。カバーをはがしてみたい。奥付が見たい。
あんたが見てれば大丈夫なんだ。
小さめの音でロックが流れてる。いろんな声。大好きな声も。
音小さいのに体の中に響いて聴こえて心地良い。
絵本の中の世界にも音楽が干渉してるってわかる。
こんなのずっと見てられる。
見ててくれ。
絵本に文字が浮いてくる。
名前。誰の?
今日はここまでだな。
絵本にサランラップがかけられる。
音楽は鳴っている。
もっと見たい。
また明日来て。
部屋を出る。手に豆本を持っている。
胸の中にわくわくと、名残惜しさと、また明日の愉しみを持っている。
そうだトモダチに話そう。
これを見せよう。
で、また明日。
隣の部屋へ。
振り返ると隣の部屋がどこだかわからない。
でも心配ない。明日になったらまた見に行く。
…………気分良く目覚める。
5日の朝の夢だけど、今年の初夢。
0 件のコメント:
コメントを投稿