秋茗荷
ミョウガが太ってきた。
つやつや。
野菜プランターから7つ収穫。
まだまだ土の中で成長中の花芽がいくつもあった。
うれしいな。
絹豆腐とミョウガの味噌汁にふたつ。
残りは糠床に埋めた。
今日はいち日雨降りだったけれど
午後に庭に出たら
雨と樹々と秋の、良い匂いがした。
雨を葉に受け止めて
重くしなだれていたセイヨウニンジンボクの枝を切った。
セイヨウニンジンボクは菊の花に似た匂いが濃いの。
葉に触れるだけで良く香る。
切った枝を回収に出すのに
ちいさくカットする間も菊様の香りが立ち上がって
都度、深呼吸する。
花穂に種がたくさんついていたので
種を取ろうかな、と
すこし二階に持って上がる。
ベランダに出そうと思ったんだけど
部屋の中でとても強く香るので
今夜一晩、部屋に置こう。
しんとした秋の匂いがする。
*
ピラカンサの実が赤くなってきた。
今年はたくさん実がついた。
けど。たぶん、真っ赤に熟す前に
鳥に食べられてしまうだろうな。
色づき始めていたジュズサンゴも
すっかりなくなってしまったから。
見てる私は残念とすこし悔しいけど
植物の戦略としては
それで良いのよね。
でも、もうすこし熟してからのほうが
美味しいんじゃないかな、と思うんだけど。
鳥は食いしん坊だからね、仕方ない。
オオベニウツギの戻り花。
5月に咲く花は紅色が濃くて
ちょっとね暑苦しく感じてしまい
あまり構われてないんだけど(私に)
でも、綺麗な花木なんだよね。
秋雨に濡れそぼる薄紅色の花と枝
美しいです。
このオオベニウツギ
何年も前に蟻に巣食われて
太い幹がボロボロになってたんで
地際から伐ったんだけど
そこから新枝が伸びてきて
いつの間にか元の樹高と同じにまで復活して
毎年普通に花をつけている。
枝がびよんと伸びて塀の外に乱れるので
結構バサバサ切るんだけど
全然気にしてないみたい。
この花木やセイヨウニンジンボク
ユキヤナギ、コデマリなんかは
自然樹形では大株になって
伸びやかに枝をしならせるタイプだから
ほんとうは広い場所に植えてあげたい。
というか、狭い庭に植えるなよ、っていう木々なんだけど。
気になる花木を小さな鉢植えで買って
育ってみるとみんなこのタイプの花木なんです。
ツル性植物同様、奔放に伸びてゆく
剪定には向かない花木が好きなんです。
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