9月24日の窓。
夏の名残りのような雲。
暑さが去って
鉢植えの水遣りを
心配しなくても大丈夫そうだったので
ひさしぶりにプチ旅。
東京ですけど。
コロナ禍になって、ああ、飛行機も新幹線も乗るのリスクあるなぁ、当分、旅行はないなぁ…と最初は思ったけど。
都内のホテルなら移動のリスク少なくて済むんじゃ?
と、この3年半で結構あちこちホテル泊りに行った。
考えてみたら。
私の旅行って地方の居心地良さそうなホテル取って街をぶらぶらするのがメインだから
だったら東京で良いじゃない?ホテルなら都内にいくらでもあるし。
都内、特に東側って知らないとこいっぱいあるじゃない?
千代田区の神田○○町という界隈
台東区の御徒町、蔵前、浅草橋あたり
中央区日本橋は人形町、浜町
皇居の東側、隅田川の西側。半七親分の江戸下町、お堀からこっち大川縁まで。
道はアスファルトで木陰はないし、大通りに面しては小奇麗なビルばっかりだけど、ひょっと一本裏に入ると看板建築や木造の仕舞屋が奇跡的に残っていたり、個人商店が暖簾を出して商ってたりと、地方都市へ行って歩き回るのと同じくらい楽しめる。
東京都下育ちは、あんがい東京を知らない。
ホテルもいろいろだけど、オリンピックにあわせて建てられた新しいホテルが、五輪延期になり緊急事態宣言で打撃受けてすごく安い値段設定でプランだしてたりして、都内宿泊を目当にしてみたらとても安く使えて、ある意味コロナ・ラッキー?
5類になりコロナ終わったことにされて、インバウンドが戻ったせいでしばらく値段が3~4倍になってたけど、夏が終わったら落ち着いてきてて。
都内観光業の値段設定眺めてるだけで色々面白い。
ここはオールドファッションなホテル。
最近のホテルはエントランス階に
ラウンジやティールームのないタイプも多いけど
やっぱり高い天井の下、ソファに身体沈めて
珈琲を飲めるのは良い。
カードキーではなくて持ち重りのする
真鍮の、鍵とルームナンバーの刻印のあるホルダー。
部屋のロケーションは期待してなかったんだけど
中庭に面した部屋ですぐそこに緑があって。
部屋もバスルームもゆったりとしていた。
そうそう。
ベッドサイドにラジオがついているのが
いかにもオールドファッション。
でも、なんだかそれ、良かったな。
落ち着いた男声のおしゃべりとjazz。
更けてゆく夜。いい時間。
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