2023年10月27日金曜日

Golden Rain Tree

 



フクロミモクゲンジの袋実。
裏庭で拾ってきた。






黄色い雄花が散るGoldenRainを
今年は見逃してしまった。

花はShowTimeの告知をしてはくれないから
受粉終わった頃合いで
あたたかな秋風が吹く日をみつけるのは
なかなか難しい。






そろそろかな?と見に行って
花雨の終わりに間に合って
花のベンチで過ごした日から
もう一年以上経つのか。
そう気が付くと愕然とする。

草樹を追いかけていると
ヒトの1年なんてあっというまに過ぎ去る。






あと何回、金色の雨の日を
私は過ごすことができるだろう。

せいぜい20回か。
時季を逃す年も、出かけてゆけない年も
うっかりしてしまう年もあるだろうから
見たいと思っていても
片手で数えるほどかもしれない。






すこし、焦るわね。
真実、ヒトの命は短い。
ひととして生きるには十分長い気もするけど
樹木と生きるには短すぎる。
樹皮や根に共生する菌類より短いかも。

ひとが、樹々や花の移ろいを見て
儚い、なんていうのは
なにか認識に誤りがあるかもしれない。






実生のフクロミモクゲンジ。

種を手に入れると蒔かずにいられないのだけど
この寿命の長い樹々を
ひとの(私の)寿命に
無理やり付き合わせてるんだね。


キミが花を降らす日は来ないと思うけど
束の間、そこにいてください。




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