エドマンド・デュラック
「ポリティカル・コレクトネス」に関する話にふれるとなんだか居心地が悪いのは、自分がどれだけ「正しい」か自信がないので、なんだか言い訳がましい述べ方になってしまうからなんだけど。
今年公開されてるディズニーの実写版「リトルマーメイド」のこと。
ヘレン・ストラトン
主役のアリエル姫を黒人のハリー・ベイリーがキャスティングされて話題になってるけど。
原作のあるおはなしで、ここまでするんだなぁ、時代だなぁくらいに他人事な感想を抱いてスルーしてた。
はにゃ。さんが小説を映像化した時のキャスティングの話で「あぁやっぱり無意識にはっきりそれを描かれていない限り白人を主人公に想像している」と書いてたのを読んで、ちょっとハッとした。
1837年に書かれたお伽話のお姫様はこの挿絵のような姿でしかイメージしてなかったから。
これが私の「ポリティカル・コレクトネス」の限界だったんだって気づかされたというか。
ハリー・クラーク
「リトルマーメイド」の予告を観た時の黒人の女の子たちの反応。
これ見たら、私の人魚姫のイメージは~とかポリコレって~とか言ってるオマエ(私)の話はどーでもいいんだよっ!って思った。
女の子たちの表情がぱっと弾けて笑顔になる。
「彼女、黒人だよ!マジ?」って。