めずらしくテレビ・ドラマを観ている。
うっかりアマプラで観はじめたらハマった、ん、だ、け、ど。
1929年のワイマール共和国時代のドイツがどういう世界なのか、あまりに知識がなくて1話を観て検索に走る。
………以下メモ
第一次世界大戦の後、世界大恐慌前夜。
莫大な戦争賠償金に苦しむドイツ。
ソビエト連邦は存在している。
スターリンとトロツキーの政争。
文化芸術の爛熟期を迎えるベルリン。
終焉へのカウントダウン。
登場人物も誰が誰やら。敵なの?(誰の?)味方なの?(誰の?)
そんな有様。
3話まで観てようやく話の流れがつかめてきた。
2話の終わり、クラブで男装の麗人の歌が意味深長。
このドラマのエンディングにも流れる。
「灰に、塵に 」(Zu Asche, Zu Staub)
灰は灰に 塵は塵に
光は奪われたが 終わりではない
最後に奇跡はきっと起こる
灰は灰に 塵は塵に
光は奪われたが 終わりではない
奇跡はきっと起こる
終わりではない
最後に奇跡はきっと起こる
絵空事かもしれない
雲をつかむような話だけれど
結末は誰にもわからない
壁の時計をごらん
砂に埋まって止まっている
その手を私に委ねて
共に永遠になろう
バビロン・ベルリン - 灰へ、塵へ (Zu Asche, zu Staub)
「灰は灰に 塵は塵に」出典ありそうだなと探したら聖書の言葉らしい。
1929年、このあと経済崩壊してヒトラーが登場するドイツの、その後の「歴史」を知っているからついつい深読みしてしまう歌詞。
バビロンの名の通り「混乱」して今にも崩壊しそうな街と人と社会の歴史ミステリ。
息苦しい。
いまのところ幸せな人は一人も出てこない。
https://psbr.hatenablog.com/entry/babylon1sum
https://liaison11.exblog.jp/27820571/
https://stoica.jp/columns/aphorists/10
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