2023年2月13日月曜日

「馬ならし、タイガを駆ける」

 


たぶん一生、目にすることはないだろう
でも見てみたいと切望する景色。


モンゴル語に「馬宝」という言葉があります。古来より馬は国家の宝の一つとされていました。モンゴル人にとって馬は単なる動物ではなく宝物。人と馬との関係は、飼い主と家畜の関係で終わりません。一番大切な友でもあるのです。 モンゴルとロシアの国境近くで暮らす遊牧民のダルハト部族は何世紀もの間、草原から山岳地帯への季節的な移動を半野生の馬に頼っていました。特にオオカミから家畜を守るには、気性の荒い馬が重宝されました。しかし近年は、ロシアからトゥバ族の泥棒が侵入し、家畜の群れを盗んではロシアの食肉処理場で転売しています。遊牧民は人からも馬を守らなければならないのです。



半野生馬の馬ならしを生業にするシュフルトが、盗まれた馬の群れを取り戻しに行くのだけど、いやモンゴルの民スゴイとしか。。

魂の一部だとまで言う愛馬が盗まれて殺されているのを見つけて、そこから。

ちょっと前にアメリカの森林にひとりでログハウスを二年がかりで建てて暮らす男性の動画観て、こういうのが野田知佑が言うFull Lifeなのかと感心したんだけど、シュフルトの馬との旅を見てると、Offgridで山暮らしなんてのさへママゴトに思えてきてしまう。

馬の群れをコントロールするためにリーダーの牡馬(これがまた雄々しい)に鞍もつけずに乗って組み伏せるんだけど、チンギスハーンの末裔なんだなと惚れ惚れする。






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