2025年4月20日日曜日

「マット・スカダー わが探偵人生」

 





2015年に出た「償いの報酬」を最後に
マット・スカダーの長編はもう読めないかもしれないと
ローレンス・ブロックの年齢を数えながら思ってた。
まさか「自伝」が刊行されるとは!

「短編回廊」では自作を収録せず
書いてももうストーリーがどこにも着地できないと言って
ぼやいていたブロックさんだったけれど
こんな仕掛けをもってくるとは。

スカダー・シリーズは全編通じて
マットの語りに苦い味わいがあってそこが好きだったので
最後に読めて良かった。

シリーズをちゃんと閉じるところ
さすがMWAのグランドマスター。






ちゃんと目を通したんですか編集さん?と思うくらい
校正モレがたくさんあって、ちょっとイラっとした。
二見書房、大丈夫なのかなぁ。





3 件のコメント:

  1. ご無沙汰しちゃいました。これ、私も買おうと思いつつ、まだ買っていないんですが。やっぱり買わなきゃね。

    最近の翻訳ミステリは校閲が無い作品が多くて、悲しくなります。それだけ売れていないからなんだろうけれど。入手不能になる前に買っておかなきゃ。

    返信削除
    返信
    1. いらっしゃいませ、うふふん💗💗←??

      >それだけ売れてないから
      そっかぁ、つぎの版では直っててほしいなぁと思ったけれど、もしかしたら初版売り切れないかもしれないよねぇ。

      それにしても初歩的な見落としで、残念な感じでした。
      スカダーの物語はちゃんと堪能できたけどね。

      うふふふん💗←??

      削除
  2. うふふん💓 えへへ。

    返信削除