お別れ会なんて行かない。
泣いてる人たちに混ざりたくなんかない。
そう思ってたんだけど。
「チバユウスケへ 献花の会 Thanks!」
のお知らせが来て
チケット購入申し込んでた。
外れてもいい、外れたらいいと思いながら。
だけど、チバのライヴ
申し込んだ分は外れたことなくて。
今回も第一希望でご用意されて。
12日に抽選結果がわかってから
19日まで、長かった。
行きたくない行きたくないって
ずぅっと胸焼けするみたいになってた。
ほんとうに行きたくなかった。
だけど
会場がZeppダイバーシティで
たぶん会場にはチバの曲が
流れてるはずだと思ったので
ライヴ会場で爆音で轟くチバの声を
聴きたくてでかけた。
最後だから。
ガーベラを手渡されて
ホールに入ると
ミッシェル時代の若い声で
自転車にうまく乗れない
自転車にうまく乗れない
って歌ってて、クスッとなる。
人が流れて開けた視界にはいったのは
ライヴのステージセットのままの
チバのマイク。
想像してたけど。
ルードで見た日の
ひんやりと哀しい感覚が
増幅して甦った。
前を歩く男の人の
ライダースを着てごついリングをした手に
ガーベラの花は良く似合うなって思った。
ガーベラは
チバがよく写真に撮ってインスタに上げてたっけ。
Stupidを聴きながら
ピンクのガーベラをチバに捧げる。
ありがとうとも
さよならとも
思わなかった。
何から何までカッコいいな
チバユウスケは
って思いながら
ガーベラを見てた。
シャロンを歌い出したので
立ち止まって最後まで聞いた。
拍手がわいたけど
もう
アンコールはないんだよ。