庭のモミジがほんとうに美しくて
見惚れてしまう。
毎年のことなんだけど
ここ数日の紅葉はいつになく鮮やかな気がする。
もうここには長くは居ないよって
思うようになったから
私の気持が美しく見させてるのか。
いや、でもほんとに綺麗なんだよ。
朝陽に午後の陽に照らされたモミジを
玄関の硝子越しに見るたび
キレイだなぁ、と思う。
なんでこんなに綺麗なの?
なんなの?
とまで思う。
今年はミカンも当たり年で。
我が家のミカン史上一番だねって思うほど美味しい。
果汁も甘みも申し分なく。
もうほんと、ミカンの実を取る作業もシンドイんだけど
たわわに実ってるのを放っても置けないし。
来年はシルバー人材センターにでも頼もうかなぁ
とか考えて
うん、まあ、もう一年二年は
なんとなく住んでるかもしれないしなぁとか思い。
モミジとミカンとに思い切り後ろ髪ひかれてしまう。
私がここを手放したら
モミジもミカンも伐られるしなぁ。
彼ら、わかってて引き留めに来てる?
…は馬鹿な妄想だけど。
いや、人生って、なんだろ。
生れてくる時はなぁ~んにも考えてなかったのに。
なんかメンドクサイもんだわね。