フィンランドは
国民の幸福度が世界一の国
なのだった?
福祉が充実していても
日々を 生きている というだけでは
シアワセではないかもしれない。
みんな、あまり表情がない。
にこりともしない無表情。
でも、そうだよなと思う。
みんな、そんな喜怒哀楽全開で生きてないよね。
ハリウッドのミュージカル映画なんかの対極よね。
登場人物みんな通常モードのリアリティ。
言葉も少ない。
そりゃそうよね。
みんな幸福な国の楚々とした孤独を暮らしてる。
少ないセリフを補うみたいに
たくさんの歌が流れて
歌詞がそれぞれのシーンの
天の声のように降りてくる。
BGMとして流れているのではなく
ラジオやカラオケ、バンドのライヴだから
登場人物はそれを聞いているわけで
がっかりしたり身につまされたり
もしかしたら気まずかったり
してるかも。
表情ないからわからないけど、たぶん。
歌が姿のない登場人物みたいで
ひっそりとオカシミを感じてしまう。
もう一度かかってた音楽聴きたいな。
パンフレットに載ってたかな。
パンフって買ったことないんだけど。
熱い恋、狂おしい愛
ではなくて
朝方の湯たんぽの
あるかなきかの
体温プラス3℃
そのくらいの愛のおはなし、かな?
*
新宿シネマカリテ
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